記憶

2004年10月25日
情報は、それを知っている人がいなくなり、
記録した媒体が失われた時に無くなる。

どんな小さな事でもそうだ。
私の友人に刑事事件で有罪になった人がいる。
社会的には彼は悪であるが、彼がなぜその様な事をしたか、
その理由や彼の言い分、彼の立場等、私は知っているわけだ。

それを私がどこかに書き残し、それが1000年後に残ったとしたら
その時代の人は彼の事を絶対悪とは言わないだろう。

しかし被害者やその知人、家族が残した文章が後世に残れば
彼は絶対悪とされてしまうだろう。

立場によって情報は違う、視点によって善悪は変わる。
しかし最後まで生き残った情報が、勝利するわけだ。

そんな事を考えながら歴史小説を読んでみた。

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