天上の音楽

適当な糸を適当に切ってぴんっと張る。
そしてべんべん鳴らす。
結構いい音がする。
次に何本か同時に鳴らす。
なんべんか鳴らして、
心地良い和音だと感じる2本をチョイス。

その2本を並べてみると、あら不思議。
大抵の場合長さの比が1:2 2:3 3:4等、
綺麗に割り切れる感じになる。
という事を某本に書いてあった。

他にも人間が美しく感じる、長さのバランス（変な日本語）というものも
黄金分割といって簡単な数式で表されたりする。

そんな事を突き詰めていってった人達がいて、
人間の感情も、自然も、世界も
すべて数から出来ていている。
よって世界はすべて数式で表現できる
という考え方をしていたりした。
（厳密にいうと…というか元とはかなり違うけど
イメージとしてはそんな感じ）

普通の人は、全てを数字で表すなんて話を聞くと
拒絶反応を起こす事が多いらしい。
大抵は冷たい人達だとか、ロマンが無い人達だとか思うようである。

でもそこでアレルギーを起こさずにちょっと深い話を聞くと
違った印象をもつ人出てくると思う。

例えば一番↑の例の場合で
1 美しい和音は、音源同士の美しい数比からなる。
2 世界は美しい数で表現できる
という考え方を突き詰めていくと、

太陽系の惑星は太陽の周りを高速で回っている。
この惑星群は自然の法則からして、
美しいバランスを保って公転しているに違いない。
よってこれらの惑星群は美しいハーモニーを奏でているはずだ。
世界は天上の音楽（星の囁きとかそんな感じ?）に満ちているのだ。
なんて発想が出てくるわけだ。

なかなかいい話にじゃないかなこれ。
少なくても私は、こんな事を言ってる人を冷たい人だとは思わない。

まぁ実際は宇宙の中心は太陽ではなくなんとかの炉で、
太陽も惑星の一つとして炉の周りを回っていると思われていたりして
今の宇宙観とは微妙に違うんだけど
普通の人は気にしなくてもいいでそ。私も気にしない。
些細な事だ（←学者さんとか専門家に言ったら殺されます）

ここで言いたいのは一つ、
第一印象で冷たいとか思われがちな考え方も
実は非常にロマンチックな世界観に繋がったりするわけで、

つまり人の話は最後まで聞けと…

例によってちゃんと調べたわけじゃないし脚色してる。
これを他の人に話して恥を書いても責任は取らんという方向で…